好きな事を仕事にする。
16 8月
会社を立ち上げてから早8ヶ月が経ちました。
社員も日本人5名、中国人5名の10名体制、混合チームにも関わらず上手く業務が回っています。
その一方で先月一人の社員を解雇しました。契約期間中の解雇には、保証金を渡す必要がありますが、そうしました。
能力的には申し分なく、5年間日系企業で働いた経験があるだけに、日本語も達者で、機転の利く子でした。
しかし、圧倒的に欠けていた点が一つあります。
それは、仕事を楽しむこと。
1995年以前、多くの企業が組織力によって動いていました。個人の力よりも組織の力を最大限に引き出すことに注力され「仕事は楽しむものではない、苦労しながら進めるもの」という建前の下、仕事の枠組みに個人をはめ込み、そこに適合させる手法がとられました。
それは日本人が持つ「和」と「忍耐」、そして「製造業」という組織力を最も要する産業の興隆と重なり、日本に高度成長をもたらしました。
この歴史的な事実から、その建前は日本の成長に対し、見事なまでにポジティブに働いたと断言できるでしょう。
しかし時代は変わりました。情報革命によって、個人の能力が無限に引き出される現代において、その建前は現状維持以上を生み出しません。
一人一人が可能性に満ちあふれる今、「仕事を楽しむ」が原則であり、究極的には仕事でストレスを発散するような、そんな環境が与えられることで、社員がそして会社が、国が飛躍的に成長します。
アニメ、ファッション、化粧、プログラミング、EC、マーケティング、WEBデザイン、営業、編集、写真撮影・・・私はこれらを社員それぞれの特性に合わせて振り分けています。
アニメ好きのスタッフが入れば、その仕事を取りに行きますし、WEBデザインを勉強したければ、基礎から教育します。個人を枠に当てはめるのではなく、その個人に合った枠を与え、そこでポテンシャルを大いに発揮してもらいます。
それはこの立ち上げから間もない非力な会社にエネルギーを与え、成果として如実に現れています。
仕事はその人の生活に密接に関わる、人生の根本を成す要素です。にも関わらず、あまりにもこれが蔑ろにされてきました。
例え前時代的な建前でも、人材流動性が高ければ、好きな仕事にたどり着くことができます。しかし、今の日本において、それは不可能に近いと言って過言ではありません。また、「和」と「忍耐」によってもたらされた高度成長の呪縛から逃れられないことも、閉塞感を生む一つの要素です。
しかし、その閉塞感を嘆き、愚痴った所で未来は変わりません。
近代の日本は、外国からの刺激によって国の構造が大きく変化してきました。国内の不安要素で変化が起こる中国とは対照的です。
21世紀はアジアの時代です。アジアの人々は日本を求めています。今、ここで我々の世代によって日本をそこに導くことができれば、かならず日本の構造が変わるはずだと信じています。
決して悲観的にならずに、国際的な視野を持ち、自己鍛錬しながら歩むことが大切です。そうすることで、必ず自分の好きな事を仕事にできるチャンスが巡ってきます。
その歩は国の構造をも変える大きな歩です。
未来は輝きに満ちあふれています。
P.S.
日本がお盆休みなので暇です。






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