
管理人さん宅の近所が「上海体育場」でして、北京オリンピックのサッカー予選会場として使用されました。ちなみに、なでしこジャパンがノルウェーを破った試合はこの会場でございやす。
日本だと「オリンピックが終わって落ち着きを取り戻した。」になりますけど、オリンピック期間中は交通規制や商店の深夜営業が禁止されていたので、「オリンピックが終わって喧噪が帰ってきた。」という感じ。
さて日本では、多くの中国市民が五輪を絶賛する様子が、毎日のように放映されていましたが、実際はそうでもない訳ですよ。
そもそも、外国メディアに五輪を否定する発言なんかしたら、その後、どうなるか分かりませんからね。新橋駅前でサラリーマンにインタビューするのとは、次元が違うわけですよ。命かかってますから。
特にこちらの経営層は、反政府的な発言に本当に気を遣っています。一歩踏み外せば、一瞬ですべてを失います。会社やレストランはもちろん、家の中でも極力その手の会話を避けなければなりません。
「どこにマイクが隠されているのか分からない。」そんな社会です。
よく「この件に関して中国では報道されていません。」というコメントを耳にします。でも、そういった経営層の多くはネットを通じて常に外国メディアから情報を得ていて、今の中国の現状を非常によく理解しています。
それでも、この層から声は上がりません。
一方、今回の五輪で中国政府は世界中からバッシングを浴びました。そこで管理人さんは、中国政府は打たれ弱く、さらに火消し能力も貧弱なんだなと、意外に思いました。
聖火リレーで華僑を大量動員して「五輪は中国のモノじゃない」という新たな反感を作ってみたり、体操女子の年齢疑惑の証拠がいとも簡単に発見されてしまったり、英語メディアと中国人権団体の結びつきを強めてしまったり・・・国内メディアから決して批判にさらされる事がないので、トレーニング不足といった感じでしょうか。
そこでもし、安全パイだと見なされた経営層から火の手が上がったら、果たしてどうなるのかなと。五輪後不景気が伝えられる多く記事を目にしながら、なんとなくそんな事を考えてみた訳です。管理人さんと同じく、経営層も政府の意外な弱点を感じた事でしょう。




